挑戦して頑張る子に〜やる気を引き出す親になる〜
苦手なことに挑むのは誰だって嫌ですよね。
でも、苦手なことにも
頑張って立ち向かってほしい。
諦めない子に育ってほしい。
そう考える親は多いのではないでしょうか?
頑張ったら○○をあげるよ!
という育て方もありますが
果たしてそれで良いのでしょうか?
自らの意思ではなく、
報酬のために頑張る子になってしまうのでは?
言わないとやらない子になってしまうのでは?
わたしは、産前に働いていた時、
こどもの運動発達を診ていました。
今回は、
こどものやる気を引き出す親のスタンスについて
こどもを連れて来ていた親御さん達と
お話ししていたことについて書きたいと思います。
まず、親の心構えとして、
失敗を経験させることも大切であることは
頭に置いておいて下さい。
最近は、こどもが失敗する事を恐れて、
先回りしてしまう親が多いようです。
こどもが自ら挑戦し、失敗を経験する事で、
その失敗について学習し、対策を練り、
挑戦するチカラが生まれていきます。
そのチカラを親が奪わないように、
「あれはダメ、これはダメ。」
と先回りしてこどもの挑戦を奪わず、
失敗した時にフォローが出来るスタンスで
構えていましょう。
☆出来なかったことではなく頑張ったことに着目を
こどもが挑戦したけど、出来なかった場合、
「○○だから出来なかったんじゃない?」
ではなく、
「挑戦しているのをみてすごいなって思ったよ!」
と言うことで、頑張った過程を認めてあげて下さい。
そうすることで、
苦手だけど、またやってみよう!
という気持ちになるはずです。
☆自分の気持ちを伝える。
例えば、こどもがお手伝いをしてくれた時、
「偉いね!」「良い子だね!」
と褒めるだけではなく、
「助かったよ!嬉しいな!ありがとう!」
と自分の気持ちも添えましょう。
そうすることで、
自分がやったことが役に立てたんだ
という肯定感に繋がり、
次はどんなことをしようかな?と
自分で考えて動くきっかけになるはずです。
☆こどもがいる空間でこどもを褒める会話をする
こども自身に「頑張ったね」と褒めるよりも、
パートナーや祖父母との会話の中で、
「○○がすごい頑張っていたんだよ!」
と会話をしてみてください。
こどもは、第三者的な立場で聞くことで
褒められて嬉しい気持ちが倍増します。
きっと、やる気のアップに繋がるはずです。
ここまで、やる気アップを引き出す方法について
書いていたため、褒めることばかり書いてきました。
しかし、わたしがここまで書いてきて
間違って認識して欲しくないのが、
子育ては褒めることばかりが
良いというわけではない事。
社会のルールに背くような事、
こども自身や周りに危険が及ぶような事には
具体的に叱ることも大切です。
メリハリをつけた育児を目指していきましょう!