赤ちゃんの手の運動発達って知っていますか?〜手をひらく〜
前回のブログでは、
手を握る運動発達について話しました。
前回のブログはこちら↓
(赤ちゃんの手の運動発達って知っていますか?〜握る・つまむ編〜)
https://shinmaihaha88.hatenablog.jp/entry/2019/02/16/214958
今回は、手を開く動作の運動発達について
書きたいと思います。
産まれたばかりの赤ちゃん
産まれたばかりの赤ちゃんは、
把握反射という反射によって
手に刺激が入ると手をギュッと握りこみます。
そして、自分では手を開くことができないため
開いてあげることが必要になります。
1〜3ヶ月の赤ちゃん
把握反射で握ってしまうのは継続していますが、
1〜3ヶ月ぐらいになると、
ギュッと握りこんだ手の筋肉が緩んでいくことで、
不完全ながらも手がひらくようになります。
4〜6ヶ月の赤ちゃん
この時期になると、
首が座り左右を向けるようになることで
赤ちゃん自身に両手があることを認識し始めます。
そして、おもちゃなどを自分の意思で掴み、
反対の手に持ち替える事で
意図的に手を開くことができるようになってきます。
7ヶ月頃
持ち替えるのが上手になってくると、
今度は物を床に押し付けて離す
ということが出来るようになり、
今度は空中で手を開くことで
物を離すことが出来るようになってきます。
このように、しっかりと意図的に
手を開くことができるようになることで、
手のひらを床につけて
ハイハイが出来るようになってくるのです。
ハイハイをする事で、
手のひらに体重がかかり、
親指側や小指側、手のひらや指先などへ
重心移動が生じます。
手を床についた中で体重移動が生じると、
手の中でいろんな方向に感覚が入力され、
親指側でつまんだり、指先の方でつまんだりする
という発達の手がかりとなってくるのです。
1歳半頃
前回のブログで、
つまみ動作は12ヶ月で獲得すると述べていましたが
チカラをコントロールして離すことが出来るようになるのは1歳から1歳半頃と言われています。
変わった形の積み木のようなバランスをとったり、
型はめのような複雑な形のおもちゃが
12ヶ月や18ヶ月からと書いてあるのは
この時期に手の巧緻性が高まってきているから
と言えます。
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このように手の発達のことまで考えると
わたしたち親にとっては何気ない運動や遊びも
赤ちゃんにとっては刺激的な日々なんですね!
手の発達については以上です!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!!