赤ちゃんの手の運動発達って知っていますか?〜握る・つまむ〜
赤ちゃんが寝返ったり、
ハイハイしたり、歩きはじめたり。
そんなカラダ全体の運動は想像がつきますが、
手の運動発達って意識したことありますか??
赤ちゃんの手の運動も
カラダ同様、少しずつ経験を重ねて使えるように
なっていっているのです!
今回は、そんな手の運動発達について
書きたいと思います。
反射の時期(産まれたばかりの赤ちゃん)
産まれたばかりは、ずっと手を握っていることが多いですよね。
赤ちゃんの手が少し手が緩んでいる時に、
指を置いてみるとギュッと握ってくれます。
「あ、握ってくれた!!」
と思って嬉しい気持ちになりますよね!
でも、あのギュッと握る動作は、
赤ちゃんが意識的にしているのではなくて、
"把握反射"と言って
産まれながらにもった反射なのです。
意識的に握り始めるのはもう少し先になります。
握る運動(3〜6ヶ月頃)
3ヶ月を過ぎて首が座り、
目と手が協調的に動くようになって来ると
少しずつ意識的に動かすようになります。
4〜6ヶ月頃には把握反射が無くなり、
自分の意思で掴めるようになってくると言われています。
4ヶ月頃の最初の握り方は、
手の親指側はあまり開かず、小指側で握り込み、
手首を手のひらの方へ曲げています。
5ヶ月頃は、親指側も手を開いてくることで
手のひら全体を使って握ります。
6ヶ月では、親指や中指側で握ることができるようになります。
6ヶ月頃になっても、握る時には手首を手のひらの方に曲げていることが多いです。
つまむ運動(7〜12ヶ月)
7ヶ月頃から、つまむ運動が始まってきます。
手首はまっすぐ使えるようになり、
親指、人差し指、中指の3本と、
手のひら全体を使い、
握るとつまむの間のような運動になります。
8ヶ月頃は手のひらを使わずに
親指、人差し指、中指の3本を使ってつまみます。
9.10ヶ月頃は親指と人差し指の2本でつまむことができます。
11ヶ月頃は指の腹の部分でつまみ、
12ヶ月頃は指先で摘めるようになっていきます。
ざっくり言うと、
小指の方から親指の方へ
手のひらから指先の方へ順に発達していきます。
赤ちゃんの手の運動って
こんなに複雑な運動をしているんですね!
我が子は8ヶ月に入ったばかりですが、
おやつを渡すと、
親指、人差し指、中指の3本の指で
もぎ取るようにわたしの手から奪っていきます。
あぁー、ちゃんと使えるようになってきてるんだな
と関心してみています。
ちなみに、握ることも大切ですが、
離すことも大切。
次回は手をパーにして開く運動について書きたいと思います!