こどもの嫌な行動をコントロールしよう!〜行動を対処できる親になろう〜
こどもにコントロールされていませんか?
例えば、
買い物中、お菓子売り場に来ると
こどもにお菓子を買ってほしいとねだられる。
でも、家にお菓子はたくさんある....
そこで、親が
「家にお菓子がたくさんあるから、買いません。」
とこどもに伝えると、こどもは要求が通らず、
「買って買ってー!!」と泣きじゃくる。
そこまで泣かれたら、周りに迷惑かかるし
お菓子ぐらいなら買ってあげても良いか...
と結局買ってしまう。
なんてことありませんか?
この親の行動、
「泣けば買ってくれるだろう」と
こどもにコントロールされているのかも
しれません。
ABC分析って知っていますか?
ABC分析とは、行動心理学の手法の一つです。
物事には全て、
A.直前の状況(Antecedent) ○○のとき
↓
B.行動(Behavior) ○○したら
↓
C.結果( Consequence) ○○となった
というのが当てはまります。
このお菓子売り場での行動の場合を
ABC分析に当てはめると、
A.直前の状況(Antecedent)
「お菓子を買ってくれないとき」
↓
B.行動(Behavior)
「要求が通らないので、泣いたら」
↓
C.結果( Consequence)
「お菓子を買ってくれた」
となります。
この経験が身につくと、
こどもはどんな時でも泣いて
自分の要求を通そうとします。
そこで、この行動にストップをかけましょう。
お菓子売り場での行動を例にお話ししていきます。
☆C.結果にアプローチ"親の行動を変える"
まずは、泣かれても屈しない事。
ここでお菓子を買ってしまうと、
こどもの思うツボ。
お菓子を買わないという選択が大切です。
スーパーを出たら、
「お菓子欲しかったけど、よく我慢したね。嬉しかったよ!」
と褒めて抱きしめてあげましょう。
買ってくれなかったからと言って、
こどもが本当に親を嫌いになるわけはありません。
ここはぐっと我慢して、
お菓子を買わないようにしましょう。
次のステップは
☆A.直前の状況にアプローチ"事前に対処する"
スーパーに入る直前、
「今日はお菓子は買いません。
泣いたら、スーパーを出ます!」
と事前にこどもに伝えておきましょう。
実際にお菓子売り場に来た時に泣いてしまったら、
本当にスーパーを出てみましょう。
こどもは、(あれ、通用しないな...)となるはず。
そして、泣かずに買い物が終了できたら、
思いっきり褒めてあげましょう!
この状況が繰り返されると、
Bの問題行動「要求が通らないと泣く」
と言った行動が無くなっていきます。
このように、
B.こどもの問題行動の前後には
必ず、A.直前の状況とC.結果が生み出されています。
何故こんな行動をしたのかは、
こどもの問題行動を起こす直前、直後の様子を
見ていたらわかってきます。
冷静に対処し、こどもの問題行動を
コントロールしていきましょう!